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「プロサバンナ中止」、ご存じでしたか?

【2020.08.06 Thursday 15:32

開発援助、国際協力、という分野は、関わりが深ければ深いほど、その難しさ、複雑さ、そして自分の立ち位置というもの問われる世界だと思います。特に政府系でのこれらは、税金を使って、他の国への援助をどうして先進国がしなければいけないのか、その意味とは?自国の中でも自然災害やら貧困問題を抱えている厳しい事実もあります。

 

私は、かつて国際理解教育を軸とする英語を広めるために全国で先生や保護者たちに講演をしていた時にこういうお話をさせていただいていました。

 

「自分の子どもには幸せになって欲しいと親であれば思いますよね。でも、一人だけで幸せ子どもはいないと思うのです。子どもたちには他の幸せな子どもたちと一緒に遊んだり学んだりして幸せになれるのでは?それを発展させると、地域や国でも、永久に続く一人勝ちの幸せはありえないんです。他の地域、国々も同じように幸せになれるように努力していくことが大切なのではないですか?」

 

私の日本での語学教育の専門家としての最初の職場がJICAの青年海外協力隊の訓練所でした。純粋に途上国の人たちのためになりたい、と願う若い人たちの集まりでした。

 

そこで知り合った夫は大学時代にJOCV(青年海外協力隊)に合格し、ザンビアでの任期を終えてからJICAの職員になりました。彼は高校生の頃に知った協力隊の存在で大学の進路を決めたほど国際協力に人生をかける人間でした。が、職場のあまりの閉鎖性や理不尽な人事に憤ったのは本人よりも私でした。

 

組織に頼るのではなく、個人でできることで途上国に貢献しよう。それには雇用を増やすこと、と決心し、彼は21年務めたJICAを退職し、私は主宰していた民間英語教育団体の組織を解散して、南アフリカに2003年移住しました。2010年に不慮の事故で夫は他界しましたが、現在でも私と大人になった子どもたちは南アフリカを永住の地としています。

 

船田クラ―センさやかさんのこの記事をぜひお読みください。

 

https://afriqclass.exblog.jp/240505859/?fbclid=IwAR3U5NjKXd7M2IkKDEUybzZKT95zyZeqbobc41X8BBONqo1q1gSGFILFcbI

 

「国際協力」という言葉の元、JICAでこれほど長きに渡り、大規模な犯罪的なことが行われていたことをメディア等で若干知りつつも、今までよく検証もせず表立った行動をしてこなかった自分を恥じます。せめて、この船田さんの文章がより多くの人に読んでいただけますように。

 

貧しい人たち、貧しい国々は、彼らが望んでそうなったのではありません。また、経済的に貧しいことが人生そのまま貧しいわけでもありません。地球に住む私たち全員が穏やかな暮らしが送れるまで、真の意味でのみんなの平和は訪れません。そのための国際協力であれ、と願ってやみません。JICAにまだ残る、志のある仲間たちにエールを送ります。

 

 

author : y-mineko
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吉村 峰子
writer
English & Japanese
language instructor
interpreter
(Japanese - English)