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娘•ショウコが婚約しました

【2017.01.01 Sunday 05:30

娘のショウコが婚約しました。

 

お相手は、6歳から南アフリカに住むイスラエルからの移民の青年アディア君です。ショウコより9歳年上の彼は、穏やかで優しく、しっかりしていて、安心して娘を新しいステージに送り出すことを託せる相手です。

 

南アでは、私たちも日本からの移民です。私たちも、差別やいわれのない中傷を受けたこともないわけではありません。が、なんと言っても圧倒的に見かけの違うアジア人の容貌をしているので、その程度はたかが知れています。

 

それに、差別をしてくるのは、私たちを知らない顔の見えない人々です。個人的に私たちを知っていて、差別してくる訳ではないので、そういう志の低いところからの攻撃は無視するか、こちらの度量ではね返せばいいのです。


でもね、それだって、差別はあるのです。

そして、それはどうしたって、どんなレベルでも、嬉しいものでも楽しいものでもありません。

 

 

でも、実際にそれを経験しないと、どんなに共感力のある人でも、その"当事者たち"と同じ土俵に立つのは難しいでしょう。

 

そう言う意味で、南アで生きていくと決めているショウコに、こういった負の感情に一緒に向き合っていけることもできるパートナーとめぐり合えたことは天性の運の良さの表れでしょう。もしかしたら、天国のお父さんやおじいちゃんおばあちゃんの計らいでもあるのかな?


私は人生は冒険だと思っています。そして、常々、考えすぎはよくない、と言っている人間ですので、今回のことも大賛成しました。


さて、実はショウコさん、ここで南アの大学を卒業する予定だったのですが、一昨年から南ア中の大学で吹き荒れている学費をめぐる生徒たちのストライキのおかげで年明けまで最終試験は持ち越しです。でも、それが済んだら2017年は日本に長く滞在して日本語力に磨きをかける計画を立てていました。
 

日本行きはもちろん実行するようですが、彼との関係もはっきりさせてから南アを出発したかったようです。


というわけで、今回、彼女から彼にプロポーズをしたそうですよ。今アメリカのオレゴン州の雪の中にいますから、片膝を雪につけて、"Will you marry me?" 

 

と決めたそうです。


普段からフェミニズム思考の強いショウコです。こういう伝統的な犢垰″? にも普段の心情を反映させて、母は心から嬉しかったです。

 

 

でも、これには落ちもあります。

 

彼から、形式通りに、「お嬢さんと結婚させてもらえますか?」と聞かれた私の最初の一言は、"Are you sure?" (ええ?本当にいいの?)、とつい本音が出てしまったのです。だってねぇ、ショウコの母ですから!


三人で大笑いしました。

 

 

私はこれまで多くの場で、多くの子どもたち、大人に異文化を受け入れることの楽しさを伝えてきた人間です。自分が率先して、その具現者でありたいとも思ってきました。

 

私にとって、母方のルーツはポーランドから、父方のルーツはイスラエルからのユダヤ系家族が自分たちの家族になってくれるということに心の底からの喜びを感じています。

 

いま、米国のオレゴン州におりますが、その米国人の家族も大喜びしてくれて、なかでも、ベバリーおばあちゃんが、「Welcome to the family! とアディア君に言ってくれているのを聞いて、涙腺が緩みました。

 

2016年は仕事面において、なかなか厳しい局面もありました。でも、くじけている場合ではないですね。もうちょっと私の出番はありそうです。

 

肌の色が違っても、信じる神様や習慣が違っても、人間は分かり合えるんだ、という単純で力強いメッセージを自分の生活を通して発信していくことが大切、ということを実感する2016年の大みそかです。

 

 

author : y-mineko
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| - | 2017/02/28 12:48 PM |
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吉村 峰子
writer
English & Japanese
language instructor
interpreter
(Japanese - English)